フロリダ州の若手弁護士ケヴィン(キアヌ・リーヴス)は法廷での無敗記録を伸ばし続けていた。NYのミルトン法律事務所からスカウトされたケヴィンは、妻のメアリー・アン(チャーリズ・セロンとともにNYへ)。に見込まれたケヴィンは役員待遇で迎え入れられた。世界を相手にビジネスをしている活気のある事務所、用意された豪壮なマンション、都会的な洗練された隣人たち。若い夫婦の未来は明るいかに見えた。事務所の上得意である不動産王アレキサンダーが妻と子どもを殺害した容疑で逮捕された。事務所の社長ジョン・ミルトン(アル・パチーノ)にこの件をまかせられたケヴィンは裁判の準備に忙殺されて家に帰れない日が続く。メアリー・アンは慣れない都会での孤独のためかしだいに精神に変調をきたす。愛妻家だったケヴィンも野心に我を忘れ、妻の看護のためにしばらく休職してもいいというミルトンの誘いを断って仕事に邁進する。メアリー・アンを心配してNYにやって来たケヴィンの母親はマンションでミルトンとすれ違った時に何かに気付くが固く口を閉ざす。ケヴィンの同僚の妻たちは実は悪魔だと言ったり存在しない自分たちの赤ちゃんに子宮を奪われる夢を見たりとメアリー・アンの精神は確実に病に蝕まれていく・・・。 大都会ニューヨークを舞台に、悪魔が法曹界の黒幕となり若き弁護士の魂を狙うという訴訟王国アメリカならではのオカルト映画。リーヴスとパチーノという2大スター初共演で、悪魔の世界に足をふみいれた人間の闘いを描くショッキング・サスペンス。監督は「黙秘」のテイラー・ハックフォード(製作総指揮も)。アンドリュー・ニーダーマンの小説『悪魔の弁護人』を原作。パチーノの顔が不気味に変化するなど、特集メイクもみもの。シャーリーズ・セロンはリーヴス演じるケビンの妻役で、徐々に常軌を逸していく様が衝撃的。 (update:07/9/06)
「悪魔」がアル・パチーノだなんてスゴイ。そしてその実の息子がキアヌだなんてこれまたスゴイ。てことはキアヌも「悪魔」。物語上あとあとまでこの秘密が分からないので、ひきつけられる。キャリアを伸ばし、社長に認められたいという仕事欲で家庭を顧みない。ここで苦しむのが妻。悲劇の死を遂げる。このシーンはかなりこわかった。なにしろ旦那の目の前で、奥さんが自殺するのだから。あんな状態(四面楚歌)になったら、誰でもおかしくなっちゃうと思うけど。旦那すら信じてくれない。悪魔モノというと、「誰も信じてくれない」→「自殺あるいは死」というプロットをよく見かける。オーソドックスなところで言うと『オーメン』なんかもそうだった。たくさん人が死なないと、信じてもらえない。これが歯がゆいのだけど、だから余計にラストまでうまく引っ張られてしまう。結局どうなるんだ?と。で、この映画は、実のオヤジである悪魔を滅ぼすという結末なんだけど、ラストのキアヌのあやしい表情で、一体この人は「善」なのか?実は「悪」に目覚めてしまったのか?と濁すあたりがうまい。ラスト近くの父親との対決場面では妹悪魔が登場し、、妖艶な雰囲気。観終わった後も、思い出して考えてしまった。(daizy) (update:07/9/06)
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