仕事の関係で実家に帰ることになった研修医のサム(クリスチャン・ベール)と婚約者のアレックス(ケイト・ベッキンセール)。が、実家ではサムの母親(フランシス・マクドーマンド)がバンドマンらと無秩序に暮らしていた。 ハーバード大卒のエリート・カップルが奔放な母親に翻弄されてゆく人間ドラマ。恋人、親子の常識的な在り方を求める息子と対立する自由人の母親、彼女に憧れ、気ままな生活に染まっていく婚約者の心の動きがみごと。カップルを演じるのはクリスチャン・ベールとケイト・ベッキンセール。堅実だった二人が母親との生活で徐々に変わっていく。母親には『ファーゴ』でアカデミー賞主演女優賞を受賞た演技派フランシス・マクドーマンド。彼女の演じる母親の職業が音楽プロデューサーだけに使用曲のセンスも抜群。そしてどう生きるかを考えさせてくれる人間ドラマとして見ごたえのある作品。 (update:07/9/06)
フランシス・マクドーマンドが自由奔放、ヒッピー世代の母親を大胆に演じていて驚いた。(多分)バイセクシュアルなこの母親は、若いボーカリストとアツアツ。そんな母親に婚約者を会わせることが心配でたまらない息子サムを演じるクリスチャン・ベールは『リベリオン』『バットマン ビギンズ』『アメリカン・サイコ』などに出てた同じ俳優とは思えないほど、繊細で生真面目な青年を演じていて、またまた惚れてしまった。そして研究と小難しい論文に情熱を傾けるこれまた生真面目な婚約者アレックスを演じるケイト・ベッキンセールは、ただのお堅くかわいい感じの女から、徐々にサムの母親の奔放さに影響され変わっていく心の動きを表現していてすばらしい。 サムは同じ研修医の女サラと意気投合、危うい関係に陥りそうになるが、これまで育ってきた家庭環境から、堅実さを求めるようになっていた彼にとっては入ってはいけない領域。が、母親の存在感は絶大。彼も徐々に変わっていた。本当はサラに走りたい彼。彼の頑なな心にも少し奔放さの兆し?サラから「あなたを絶対あきらめないわ」なんて電話で言われ、心が揺れているように見えたサムだが、そこでエンド。彼がどうするつもりなのかわからないけど、サムにはもう少し自分の殻を破って、ぜひともサラに走ってほしいものです。(daizy) (update:07/9/06)
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