安全で快適なコミュニティで暮すリンカーン(ユアン・マクレガー)は、自分が人間に肉体のパーツを提供するために作られたクローンであることを知ってしまう。そこで恋人・ジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)とともに外の世界へ脱出するが……。 クローン人間と政府の非常なエージェントとの死闘を描くSFスリラー。ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソンの2大スターが共演。監督は『アルマゲドン』『パール・ハーバー』のマイケル・ベイ。音楽は日本のアニメ『スチームボーイ』を手がけたスティーヴ・ジャブロンスキー。一転二転する意外な展開は、緊張感にあふれ、最後まで目が離せない!内容的にはこれまでよく見かけた「機械が人間の心を持ってしまったら」的なプロットに似ているが、独特で徹底した世界観を作り上げていて、よかった。 (update:07/10/19)
自分たちが、生身の人間たちの役に立つために作り出されたクローンであるということを知らないクローンたち。主に臓器提供などのために彼らは作り出される。クローンたちは夢の「アイランド」への旅立ちを心待ちにして毎日を過ごしているが、実はこの「アイランド」は「死」を意味することを知らない。クローンたちが「ロトで当たる夢のアイランド行き」の抽選に心を躍らせているのが痛々しい。男女関係を禁止しているこの世界で、ふと男女の友情を育むようになった主人公の二人だが、この二人がセックスに至る部分もストーリーに中では重要な要素として表現される。が、実際には一番どうでもいいなと個人的に思える部分。なぜかはわからないけど、この男女間のうんぬんかんぬんが、生身の人間が感じるいろんな欲求を目覚めさせたことの証明になっているように見えなかった。それだったらスティーヴ・ブシェミ演じる「人間」との友情の方が格段に重要に感じた。実際彼以外の人間たちはみな極悪人に見えたけど。そういう意味では寂しい映画ですね。世の中捨てたもんじゃないよね、って部分がもうちょっとあったらもっとハッピーだったかも。あれじゃー逃げ出したクローンたちの行く末は暗い。 クローンを注文した人間たちが、クローンにも人並みに感情があり、死を恐れる生き物だと知ったら、罪悪感を覚えるのだろうか?ここがミソ。ちなみにクローンを注文した男、二役のユアン・マクレガーの自分勝手で非道、クローンたちに感情があることを知ったあとでも「クローンは自分のために作られたんだから、大人しく死んでもらおう」というような態度。クローンたちの目線で物語が進んでいくので、この生身の人間キャラが余計ものすごい極悪な印象を与える。ショーン・ビーンが演じるあの男は極悪中の極悪。(daizy) (update:07/9/06)
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